仕事の満足度は、結局何で決まるのか
仕事の満足度は、結局何で決まるのか
この問いに、ギャラップ社が答えを出しています。やり方は力技で、世界中の何百万人という働く人を、何十年も調査し続けました。
驚くことに、その膨大なデータが出した答えは、年収でも、仕事内容でも、会社の規模ですらありませんでした。
答えの中心は「直属の上司」。
それだけです。
チームの熱意のばらつきの実に7割が、どの上司の下にいるかで説明できたのです。同じ会社、同じ給料、同じ仕事でも、上司が変わるだけで、満足度はまるで別物になっていました。これは当時、驚きをもって迎えられました。
逆に言えば、合わない上司の下にいることは、満足度を静かに、しかし確実に削り続けます。日曜の夜が憂鬱になる。月曜の朝、オフィスに入る前に今日の機嫌を予想する。本人も気づかないうちに、少しずつ消耗していく。
そしてもうひとつ、大変興味深い発見がありました。大事なのは上司が「優秀か」ではなく「安心して話せるか」だったのです。
機嫌を読まなくていい。わからないことを、わからないと言える。ミスを隠さずに報告できる。それだけで、仕事のパフォーマンスは変わります。
転職支援をしてきて、これを何度も目の当たりにしました。年収も、職種も、会社のネームバリューも全部揃った転職なのに、半年後に相談に来る方がいます。理由を聞くと、ほぼ同じ答えが返ってくる。「上司の機嫌を朝から読む日々に疲れました」と。
だから、条件を調べるのは手段として正しい。ただ、面接で一番確かめる価値があるのは「上司になる人の安定感」です。
【まとめ】
・満足度を決めるのは年収より「直属の上司」
・優秀さより「安心して話せるか」
・条件確認は正しい。ただし面接では上司の安定感を見る
・逆質問への反応に、入社後の日常が透ける

